人間の自然への干渉
日本の国土の67%は森林ですが、このうちの41%はスギやヒノキなどの人工林です。
残る59%のうちの35%は薪炭林などに利用された二次林です。
人々はその昔、その土地固有の植物と共存し、繁栄してきました。しかし、より豊かな生活を求め、果てしない欲望と利己主義的な行為が人々の真の共存者である「緑」を少なくし、今や地球上に生命を持つすべての生物の生存環境を危うい状況にまで進行させています。
かけがえのない植物の「緑と共に発展して行く」ために、「人間がいて自然があるのではなく、自然の中の人間である」という認識にたち、植物と共生、共存、共栄し、多少我慢しながら生きて行くことが重要です。
さらに、自らの生命の安全と安定の永続性があるということの先を見通した、総合的な自然管理と自らが破壊した自然を回復して行く責任があると考えています。